九十九屋さんたの妖怪古今録
ナーガラージャ像
前回に続き、竜王の事。中国を経由してますし、竜というメージから、一般的な竜の姿を想像されると思います。しかし、もともと竜王は中国の神話が由来になっています。音をとって、アシュラが阿修羅となったり、インドラが帝釈天になったのと違い、少しわかりにくいですが、竜王はナーガラージャです。意味はナーガの王となります。では、ナーガというのは何かといいますと、半人半蛇の存在です。
伝説としてはナーガはカシュヤパ聖仙と妻ガドルーの間に生まれたといいます。聖仙は自分の子供たちに地下の一番深く生命のいない世界であるパーターラに住む事を命じました。ナーガは地下の世界の王となりました。そして地下のその世界はナーガーローカ、ナーガのいる世界と呼ばれるようになったのです。
その手にもったマニ宝珠は日本語では如意宝珠と呼ばれ全ての願いをかなえるといいます。如意宝珠と聞いておやっと思った方もいると思います。
そう竜が持つ珠もまた如意宝珠だからです。ナーガは中国に伝わる時、竜の字があてられた為、中国の民間伝承や、仏教の教義が入り混じり、竜王にもナーガの特徴の一つが残っているのです。
その手にもったマニ宝珠は日本語では如意宝珠と呼ばれ全ての願いをかなえるといいます。如意宝珠と聞いておやっと思った方もいると思います。
そう龍が持つ珠もまた如意宝珠だからです。ナーガは中国に伝わる時、龍の字があてられた為、中国の民間伝承や、仏教の教義が入り混じり、竜王にもナーガの特徴の一つが残っているのです。
画像引用:
Wikipedia「ナーガラージャ」 九十九屋F&S九十九屋さんたの創作の伝奇・ファンタジーと妖怪・モンスターのサイトです