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編集部のつぶやき(千葉・船橋・市川・習志野・鎌ケ谷)

【祝】津田沼の有名老舗「レストランあけぼの」が創業100周年を迎えました!

初代~三代目へと受け継がれてきたあけぼの お店の変遷とそれぞれの思いを取材

提供:レストランあけぼの

2024年8月7日、レストランあけぼのが創業100周年を迎えます!


1924年に誕生した「あけぼの」は、100年にわたり親子三代で受け継がれてきました。津田沼で食堂として始まり、時代の変化と共に洋食屋へと進化を遂げました。


レストランあけぼのの歴史を語るうえで、初代~三代目の存在は欠かせません。

今回特別に、三代目の石橋 亮さんにお話を伺う機会をいただきました。あけぼの・そしてお店の変遷について詳しくお聞きしていきます。


初代の石橋イシさん 大正13年、「あけぼの」創業

当時の「あけぼの」の様子。町の食堂として、うどん・そば・寿司などを提供していた。

「あけぼの」

「レストランあけぼの」の前身となる食堂。1924年に創業。名前の由来には「太陽が昇って明るく照らすように、お客様を明るく照らす存在になれるように」という初代の思いが込められている。

初代の石橋イシさん。困っている人をほうっておけない性格で、お客様からの信頼も厚かった。

創業者である石橋イシさんはどのような方でしたか?

石橋 亮さん(以下、亮さん)「祖母は、僕が生まれたころにはもう亡くなってしまっていたから、会っては無いんですが、人情に厚くて、商売上手な人だったと聞いています。亡くなってもなお、いい噂しか聞かないので、本当にすごい人だったんだと思います

二代目の石橋新治郎さん 食堂からレストランへと業態の変化

レストランあけぼのの旧外観。店の前で遊ぶ男の子は幼い頃の亮さん。

「レストランあけぼの」

イシさんから店を継いだ息子の新治郎さんが洋食を専門としていたことから、業態を食堂から洋食店へ転換。店名も「レストランあけぼの」に改名し、現在の洋食屋の形となる。




お父様の石橋 新治郎さんはどのような方でしたか?

亮さん「親父も、祖母の血を受け継いで他人の世話好きで、津田沼が大好きな人でしたね。

町のお祭りや組合など、いろんなところに顔を出してくれていたので、それだけであけぼのの宣伝効果になっていたと思います」

津田沼を愛し、地元の行事に積極的に参加していた新治郎さん(左)。親子揃いのお祭り衣装で。

三代目 石橋 亮さん 45年親しまれた店舗を心機一転リニューアルオープン

リニューアル後は若いお客様と、遠方からのお客様が増えたという。

レストランあけぼの

洋食 レストラン

津田沼の名店! 手作りにこだわる懐かしの洋食屋さん

習志野市津田沼3-9-16

亮さんはどのような思いでお店を継がれたのでしょうか?

亮さん「小さい時から、なんとなく自分がお店を継ぐんだろうなって思っていました。周りからも継ぐんでしょ?みたいな雰囲気がありました。

ただ、中学生の頃はスタントマンになりたかったんです。

中学校の体育館でこっそりアクロバティックなことをしていたら、ある日怪我しちゃって(笑)。

『スタントマンってこんなに痛いの!?』と思って夢を諦めました。そんなこともあって、あけぼのを継ごうかなって思いましたね」

新治郎さんのコック帽を被る亮さん。あけぼのは常に身近な存在だった。

この長い歴史の中で、変わったこと、変わらないことを教えてください。

亮さん「オムライスの味とシンプルイズベストのスタンスはほとんど変わっていません。変わらない中でも、技法はアップデートさせました。うちのオムライスは炊いたご飯を一度オーブンで焼いて水分を飛ばしてパラパラにするんです。その後、仕上げにバターとケチャップで炒めるのでお米にしっかりと味が染みるんですよね。これは僕の代から取り入れました。


祖母の代からお世話になっている仕入先もあります。えびは海老石さんで、お酒は銚子の小林酒造さん。変わらずご縁が続いていてありがたいです」

大人のお子さまランチとして人気の【デラックスプレート】

2022年のリニューアル中はどのようなことを思っていましたか?

亮さん「半年近くお店を休む中でも、お客さんとのやり取りは続けなきゃなという思いがあって、餃子を販売していました。あけぼのの餃子って、賄の時にしか出さないメニューで、あけぼのに深くかかわっている人じゃないと食べられない特別なメニューなんです。それをぜひ食べてほしくて。1週間に何千個も作って、炎天下の中自転車で配達していました」

100周年を迎えて。亮さんの想い

リニューアル後は、開放的な店内で、お客様との距離も近くなった

あらためて100周年おめでとうございます!まずは率直な感想をお聞かせください。

亮さん「あっという間だな、という感じですね。皆さんに支えられてきての100年だったので、これからは関わってくれた皆さんにどんな形であれ、恩返しできればいいなと考えています」


最後にご覧になっている皆様に一言お願いいたします。

亮さん皆さんのおかげで100周年を迎えることができました。あけぼのに関わることが人生の良かったことの一つになってくれるように、これからも心を込めて料理を作らせていただきます。幸せのおすそ分けができるように無理せず頑張ります。またお待ちしております」

編集後記

まさに、太陽のように地域を照らし、愛されてきたあけぼの。

この100年、変わらないのは「シンプルイズベスト」の精神と、人とのつながりを大切にする姿勢です。あけぼのは、お客様や地域の方々との絆を大切にし、今も昔も変わらず温かいおもてなしを提供しています。リニューアル後は、新しいお客様も多く訪れ、世代を超えて愛される存在となりました。


これからもあけぼのは、その伝統を守りながら、時代とともに歩んでいくことでしょう。

地域に愛され続けるその姿勢と情熱が、さらに多くの人々に光を届けるに違いありません。

これからも地域に愛される存在として、その歩みを見守り続けたいと思います。

X(旧Twitter)で『#あけぼの100周年』を集めました

編集部内でも、移転当時から知っていた人、子どものころによく親に連れて行ってもらっていた人、オムライスの大ファンでほかのオムライスが食べれなくなった人など、あけぼのに関する思い出がたくさん聞かれました。

皆様とあけぼのとの思い出もぜひ、つぶやいてみてください。

あけぼのギャラリー







※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。