12月に入り、寒さが厳しくなってきました。

東洋医学ではすべての出来事は陰陽、五行に

分けられます。

冬の関連する五行は「寒」「鹹味（塩から

味）」「黒」「腎」です。

冷えにより気血がめぐらず、代謝が落ちる時

期です。

心身ともに安静にして、決して発汗してはな

らない。すなわち激しい運動は控えてくださ

い。汗をかいて体を冷やさないようにという

ことです。

冬の症状でよくみられるものは、冷え、腰

痛など関節痛、頻尿・夜間尿などの尿トラ

ブル、下痢、髪のパサつきや皮膚、口、喉

の乾燥など。

ただし、心身ともに安静にと言ってもじっと

していると腎に関係する体幹の筋肉「腸腰

筋」が固くなります。この筋肉が固くなると

腰痛、肩こり、膝の痛みなど全身に関係し

ます。

やはり「ウォーキング」など程よい運動は

行った方が良いでしょう。少し歩幅を広めに

するとこの「腸腰筋」しっかりと動かせま

す。

いつか体のバランスを整える歩き方をお伝え

したいと思います。

冬の食養生
●陽気を養う
ニラ、ピーマン、カボチャ、鮭、羊肉、紅茶など温性の食材

●腎を補う食材をとり、老化を予防する
黒豆、黒ゴマ、黒きくらげなどの黒いものや昆布、ヒジキ、牡蠣などの鹹味をとり、老化予防をしましょう。

●気血の運行を促進する
チンゲンサイ、玉ねぎ、らっきょう、酢、酒などにより、冷えによる血行不良を改善しましょう。