毎日18時に更新しています、シリーズもついに10回目となりました、本日もよろしくお願い致します。
前回はガイドラインでこんな項目が引っかかる人は注意ですよ、という話でした。
*今回は特に重要です。
こういった情報を発信するには意図があります。
慢性的な痛みに対して、なるべく早く、本当なら慢性化する前に治療を開始したい。
脳と痛みの関係について書いていましたが。
そこで出てきた「扁桃体」というところ、ここがとても大事なのです。
「扁桃体」は「海馬」という記憶を司る場所と連携して危険や恐怖の出来事を記憶をしています。
湯気の立つ液体は熱い
これは誰かから教わるよりは熱い何かを触って、熱かった、痛かった、という体験を記憶する事で、学習している為です。
同じように、ギックリ腰や寝違えなど、強く痛めたエピソードがあると、その体験を覚えてしまい、同じ動作をした時や同じ体の使い方をした時に、痛むのではないか、という不安や怖さを思い出してしまうと言われています。
自分で対処してみて痛みが取れない。
病院に行ったけど原因が分からない。
マッサージしてもらったけどまた痛くなった。
などのエピソードが重なると、これは治らない痛みかも、などと考える、ずっと付き合っていくものだ、という思考になってしまう。
こういったことで、色々な場面で自分の痛みを感じやすい記憶を積み重ねていくと何でもない時でも痛みを感じてしまう、重症化する場合もあると考えられています。
つまり、痛みはなるべく早く取る方が良い。
それは手術や痛み止めでなくとも良くなることの方が多い。
そして、長引くほどに治りにくくなる。
このような事が分かってきている為に、僕は情報をお伝えして早くその患者さんに合った方法を見つけて欲しいと思っています。
実際になんとかしてもらおうと考えた時に、選択肢の一つとして僕の院があったならありがたいです。
でもそうでなくても良い、この情報を元に自分で調べて、自分から治そうという気持ちが高まる事が、もう治療になっていたりします。
自分でなんとかしようという思考の変化も重要です。
そして多くの方が、レントゲンなどの画像には異常が無い、血液検査でも異常は無い、けれども症状は感じている。
そこで
筋肉や筋膜が硬くなっている
痛かった時の後遺症で無意識に変な姿勢をしている
もしくは関節に負荷のかかる使い方を脳が覚えてしまっている
筋力が弱くなって体に負担の少ない使い方が出来ていない
といった状態だと分かれば、信頼出来る施設を探して、治療を受ける。
他にも栄養バランスかもしれないし、人間関係とか将来への不安などのストレスかもしれないけれど。
こうやって痛みに悩む人が減っていくと、書いてよかったなって思える日が来るのかなと考えています。
腰痛に限らず首や背中、肩コリ、膝の「痛み」は様々な原因があります。
でも、手術をしないと治らない、ものすごい名医でないと原因が分からない、日本に数台しかないような医療器具でないと治らない。
そんな痛みはほとんどないはずです。
僕は、痛みという症状ではなく患者さんという人を見るように気をつけて、丁寧に仕事をするよう心掛けています。
また長くなってきたので今日はこんな感じで。
とにかく、痛みは長引くほどに慢性化してしつこくなるし、悪化する可能性も高くなるので気をつけて、というお話でした。
ではまた明日。
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手技整体院 咲蛙(しょうわ)
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