船橋今昔物語
現「ららぽーとYOKYO-BAY」の地に、1日10万人が訪れたという話題のプールとプール滑り台
【写真1】昭和31年7月14日撮影「ヘルスセンタプール開き」(写真提供:川守商店)
現在「ららぽーとYOKYO-BAY」のある場所、船橋市浜町にはかつて総合レジャー施設「船橋ヘルスセンター」(1955年11月オープン、1977年閉館)がありました。施設内には、温泉施設をはじめ、遊園地、劇場、遊覧船、ゴルフ場やボウリング場、サーキット場など、多彩な娯楽施設が集結。中でも大人気だったのが、夏の目玉であったプールです。
プールがオープンしたのは開業翌年の1956年。【写真1】は、プール開きの際に撮影された写真です。敷地内にプールはいくつかあったようですが、写真のプールは海に面している長方形のプールで、潮風にあたりながら楽しむことができたようですね。
【写真2】は、開業10年後にできた「ゴールデンビーチ」です。海水をろ過して使用する巨大なプールで、人工砂浜もあり、当時は1日に10万人が訪れたそうです。
【写真2】昭和40年8月撮影「ゴールデンビーチ」(写真提供:川守商店)
ゴールデンビーチと同じくらい注目度が高かったのが、【写真3】の「大滝すべり」。人工芝スキー場の夏場の有効活用として登場した、プールの滑り台です。ウォータースライダーなどがほとんどなかった時代に登場した、斬新なプールのアトラクションは、海外でも紹介されるほど注目度が高いものでした。
現在は大型のショッピングモールのイメージが強い浜町エリアには、今では想像できない情景が広がっていたのです。
【写真3】昭和38年8月撮影「大滝すべり」(写真提供:川守商店)
2021年12月撮影 ヘルスセンター跡地には「ららぽーとYOKYO-BAY」が建っています。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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