9月19日に配信された「新体制発表会」の中で、新キャプテンに富樫勇樹選手が就任したことが発表されました！
副キャプテンは田口成浩選手で、秋田ノーザンハピネッツ以来の親友コンビが、今シーズンのチームをけん引することになります。

富樫選手は「小6以来のキャプテン。正直あまりキャプテンの経験がなくてどうすればいいかわからないときもあるが、困ったら“かけ声キャプテン”（田口選手）がいるので、力をあわせて頑張りたい」と、笑顔で挨拶。

初代キャプテンの佐藤博紀さんから、小野龍猛選手、西村文男選手と受け継がれた千葉ジェッツのキャプテンは、富樫選手で4代目になります。

田口選手は「今シーズンは勇樹がキャプテンということで、すごく大変なシーズンになると思う。大変だからこそ僕がサポートして、いいチームになっていけたらと思う。何が何でも優勝しましょう」と語りました。

富樫選手をキャプテンに指名した大野篤史ヘッドコーチは、「プレーリーダーとしてチームを引っ張ってもらって、もう27歳、若い選手も増えた。世代交代ということもあり、プレーリーダーだけでなく、チームリーダーとしてコート内外で発信していってほしい」と、理由を明かしました。

公開収録後には、さっそく取材陣に囲まれたキャプテンと副キャプテン。

富樫選手は、「キャプテンになったからと特別なことはない」とおっしゃいますが、田口選手はそうは思っていないようです。「公私ともにサポートしていく必要がある！」とのこと。

実は先日サブアリーナにお邪魔したとき、円陣で掛け声をかけていたのは、西村選手でも富樫選手でもなく、田口選手でした。このことについて伺うと、意外なエピソードが……。

「そうなんですよ、富樫がやらないから。これからもずっと、円陣では僕が“1、2、3！”ですよ。大野さんが会議室に呼んでキャプテンを指名したとき、掛け声をやるならキャプテンをやらないって富樫が言ったらしいです。それで、掛け声は田口にやらせると大野さんが約束したみたいで。だから富樫の“1、2、3！”は聞けません、すみません！」

なんとも微笑ましい。
そのときの富樫選手が目に浮かびますね。

田口選手は、「不完全燃焼で昨シーズンを終えてしまった分、今シーズンにかける気持ちがあります。その気持ちを胸にプレーしますので、みなさんに想いが伝わったら拍手で後押ししてください。一緒にがんばっていきましょう！」と力強く締めくくりました。