5月12日（日）安国院にてお施餓鬼の法要会と演芸会を開催します。
お寺での法要というと、親族のためというイメージが強いと思われます。
今回の法要「施餓鬼」は赤の他人を救ってあげる“利他”の行事です。
聞いたこともないという方が多いと思いますが、これを機会に知っていただき伝統に触れていただきたいと思い、演芸会と共に開催することといたしました。
演芸会には、紙切り漫談の柳家松太郎さん、ギター漫談の堀尾和孝さんをお迎えし、伝統芸術にも触れられる機会となっております。

「施餓鬼（せがき）」とは
生前の悪行などにより餓鬼となった魂や、無縁仏など供養されない魂に施しを行う法会です。仏教には六道と呼ばれる世界があり、その中の一つに餓鬼道があります。生前の自らの悪行により餓鬼道へ落ちると、餓鬼という鬼になってしまうと考えられています。
餓鬼になった者は常に飢えや喉の渇きに苦しんでいると考え、そういった餓鬼にも食べ物などの施しを与えることで高徳が積めると言われています。

【紙切り漫談】柳家松太郎
切り絵師、新家。東京浅草生まれ。落語はもとより日本が誇る伝統芸の紙切りを寄席の芸だけに留めず、芸術的価値を高めた作品として現代に伝える第一人者。古典物からアニメのキャラクターまでレパートリーは多岐にわたる。
切り絵作家として日展や東京都美術展など数多くの美術展にも出品。浅草を中心に全国各地で活動するほか、切り絵教室の講師も務める。

【ギター漫談】堀尾和孝
アコースティックギター1本でのソロ演奏「アコギー本勝負！」が大人気！
年間ライブ数200超！　デビッド・ボウイ、大杉漣、柳ジョージ他、国内外のアーティストのプロデュース、作編曲、ステージサポート多数。
ニッポン放送「上柳昌彦あさぼらけ」「鶴瓶日曜日のそれ」のテーマ曲が現在放送中。寄席のメッカ、浅草東洋館にも進出。東邦音楽学校ギター、ウクレレ講師。

忘れかけている、利他の心の接し方や日本の伝統や文化を今一度思い出し、芸術や文化に触れられる機会となると思います。ご家族やご友人とお気軽にお越しください。

開催日：2024年5月12日（日）
時間：13：00～
会場：玉泉山安国院 （市川市国府台1-1-1）
料金：無料